言葉がからだを支配する

素晴らしい言葉が返ってきた。
初めて身体と意思疎通出来たような、信頼関係が出来たような爽快感に包まれています。不思議な感じです。」という言葉だ。
これは、激痛に苦しむ知人とのやりとりから、当人が生んだ言葉だ。

いわゆる、自分の持つ固定観念との勝負に勝った言葉だ。
もちろん、勝負というよりも固定観念の誤解を解くと言った方が適切だろう。
自分の使う言葉を大事にしろ、と教室でもワークショップでも使うが、こういうことだ。

つまり、身体は解剖学的肉体ではなく、気持ちも思考もひっくるめた、自分自身だということだ。
科学の発達と共に、あるいは、医学の発達と共に、「人」も細分化された。
それは解剖学を筆頭にだ。
それはそれで人体構造としては間違いではないが、それは、生きた人間なのか、というところで間違いなのだ。

この言葉を発したのは、医学博士でれっきとした科学者である。
彼とは、25年以上の付き合いになるだろうか。
彼とは、常にこんな話で盛り上がる。
「本当か?」
これが常にテーマなのだ。

日野晃’古希’ドラムソロコンサート
6月1日 新宿ルミネゼロ

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