体験することは大事だが

昨日の特養研修は、結果として良い方向に向かった。
「真剣に」への方向を体感したからだ。

その前は、言葉の理解が実行、あるいは、実現に向かうと全員思い込んでいた。
そこを覆すのは、自分の力で体感することでしか出来ない。

しかし、体感出来れば良いのではない。
それは体験主義のようなもので、体験している事が大事な事のように捉える考え方になる。
体験至上主義というならば、幾多の人生を体験している人が一番物事を分かっているということになる。
しかし、そうではない。自分が持つ問題や疑問、その事に対しての体験が大事で、その体験から問題や疑問を理解する力が必要なのだ。
それが無ければ「あそこの店のケーキは美味しかった」という体験レベルにしかならないのだ。
「それがどうした?」というレベルだ。

特養の介護士達は一様に、利用者さんお客さんの笑顔を見たいという。
その為には、という問題を持つから、体感したことが意味を持つのだ。
もちろん、ここにも「その為には」ということの、レベルというか重さというか、自分の人生を賭けているのか、という問題もあるが。

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