熱量の違いは
今回の沖縄ワークショップで、改めて感じたのは、出来る出来ないではなく、取り組む姿勢が問題だという事だ。
常連さん達を含め、古い人達は真剣に取り組む。
それは、自分自身が「どうしても」だからだ。
だから、感覚はすこぶる良い。
それは、10年間磨いて来たからだ。
相手の意識の変化くらいはパッと見て分かる。
だから、逆にいえば真剣な人と真剣ではない人を直ぐに見分ける。
真剣な人にはアドバイスや、何かしらの道標を提示できるが、真剣ではない人には何も言えない。
何も言えないというのは、何も響かないのが分かるからだ。
だから心の中では「何の為にワークショップに来ているの?」という疑問をその人に持つ。
もちろん、その当人にはそんなことは分からないし、当人なりに真剣だろうからだ。
だから、真剣にといっても、その人なりにだから多種多様な真剣があるのだろうと思う。
それを全て認めてしまえば、それこそ収拾がつかない。
だから、「誰にでも門戸を開いた」ではなく、何かしらの括りがいるのではないかと考えるのだ。
余りにも熱量の違う人同士が組んで、稽古をすることは出来ないからだ。