マルセイユ終了!
今回のマルセイユは、やたらと時間を短く感じたと、常連の人達が言っていた。
確かにそうだ。
それは、最初に書いたように、受講者の集中度が高かったからだ。
どんなワークを提供しても、例外なく皆ワークに集中していた。
組んだ相手と互いに工夫しあっているのがよく分かった。
もちろん、勝手にやっている人もいるが、面白い事にそういった人達は無視されていた。
ワークの為の演武を見せると、皆の目は好奇心に満ち溢れていた。
多分自然淘汰されたのだろうと思う。
それは、ファリドを始め常連連中の印象だ。
受講者達は、合気道であったり剣道や空手とそれぞれだ。
それだけ取り組み方が違う人達が集まっているということだ。
それは、海外のワークショップの特徴だ。
だから面白い。
明日は一日オフで、漁師たちが漁の安全を祈願する為の教会、マルセイユのノートルダム寺院の観光だ。
相手をしてくれるのは、通訳もしてくれている声楽家のユキミさんだ。
そういえば、ご主人のルネさんも混じって、昨晩夕食をした。
話は捕鯨の事になった。
こういった話になると、こちらも引けない。
「ほっとけボケ」と出そうになるのをこらえながら、一方的な見解を聞きそれに反論する。
いくら友人でも自分の意見を明確に話す。
可哀そうなのはユキミさんだ。
間で通訳をしてくれているのだから。
これも海外ならではのことだ。
そろそろ寝よう。