身体を支えるのは

今回のマルセイユでも、一番基本になる肩のねじれや腕の振りをした。
胴体のねじれに関しては、少し詳しく時間を割いた。
多分見ても何も分からないだろうから、通訳のユキミさんに身体を触って貰って体感して貰った。
もちろん、それを言語化して貰う為だ。

身体運動の元は、もちろん、その運動を目的としている思考や価値観、感覚等々だ。
それが身体運動として現れているのだ。
だから、ここが薄っぺらいと薄っぺらい身体運動や身体にしかならない。
身体が技を紡ぎだす素材にはならず、身体運動としての技になるだけだ。

武道的に言えば、小柄な人が体格の良い人に「技」が通じない、使えないというごく当たり前の事から一歩踏み出す事が出来ないのだ。
いくらフィジカルなトレーニングをしようが、言わばそれは分厚い着ぐるみ来ているに過ぎない。
今回のマルセイユでは、そんな事を改めて感じさせてくれた。

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