大坂選手は我慢が重要と言っていた

テニスの大坂選手が優勝した。
日本人初ということだ。
インタビューで「我慢」という言葉を使っていた。

我慢など、現代の日本、しかも若者の間にあるのだろうかと疑う。
もちろん、我慢という実際があるから、大坂選手のようなとんでもない快挙を成し遂げているのだが。
我慢をして、何かを成し遂げた人でないと、我慢の重要性は分からない、というのも確かだ。
現代は、我慢の前に、チクルことで逃げたり、向いていないと逃げ出したりする事が、ある意味で当たり前のような風潮が日本にあるからだ。
当然、気持ちの弱い人間しか育ってこない。

子供の頃、よく母親から「辛抱しなさい」と言われて育った。
子供だから、何が辛抱で、何を辛抱するのかは分からなかった。
分からなかった、というのは、大人のいうことや、学校は私にとって楽しいものではなかったから、辛抱や我慢は当たり前のことだったからだ。

但し、それらに不信感を持っていたのでは無い。
「そんなものだろう」と無意識的に思っていたからだ。

これをしたい、と思って就職しても、それではなく洗い物や掃除、芋の皮むきばかりさせられた。
しかし、そこをクリアしなければ次に進めないのは、職場を見ていると分かってくる。
だから辛抱した。
ではなく「当たり前やろ」だった。
それは、母親の「辛抱しなさい」という言葉が、もしかしたら身体に浸透していたから、知らない間にそうしていたのかもしれないが。

当たり前のことだが、どんなことでも我慢、辛抱の先にしか、思い通りの事は無いのだ。

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