違うところから雨漏り

昨日の雨で、シートが意味をなしていなかった。
全く違うところから、雨水が滲み出ていたのだ。

「水は本当に難しい」これは大工さんが言っていた言葉だ。
縦横無尽とでも言おうか、ここだろうと思ってそこを修理しても、結局雨漏りがする。
きっと、修理の箇所との関係だろう。
ただ、どう関係して、どういう結果になるのかがわからないだけだ。
つまり、さっぱり分からないということだ。

であれば、完全にやり直す、それしかない。
これは、考え方とも似ている。
どこまで考えても解決しない場合、その根底からやり直す必要がある。
考える基盤になっているものは何かを掘り下げ見つけ出し、それを壊してしまわなければゼロにはならない。
そのゼロから再出発だ。

だから、現象や体感から考え方を作り出さなければ駄目なのだ。
現象や体感されていることを、既成の考え方に当てはめるから無理が出て、結局例外扱いになってしまうのだ。

今日は、今から銀座のエルメス。
エルメスの織を手がけているフランス人から、ショーケースのアドバイスを求められているからだ。

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