色々な違いが見える
武道のクラスをティルマンも受けている。
見ていると、やはり明確に自分の身体を探り、支持されているポイントを見つけ出す。
もちろん、その見つけ出されたポイントの範囲は広い。
中々ピンポイントで、というわけにはいかない。
しかし、武道の人たちよりも、遥かに取り組んでいる事が明確であり、建設的だ。
武道の人は、「思い」や「幻想」から入るので、中々自分の身体を探り出すにはならない。
ワークショップや身体塾で行っているワークが、ダンサーやアスリートの役に立つ、ということを、改めてティルマンを見ていて確信した。
連日、テーマーを決めて即興で踊るという時間を沢山とっている。
私のワークを受けている人達を見ていると、ワークとダンスが切り離されている事がよく分かる。
ワークはワークとして、無意識的に捉えているという事だ。
もちろん、ワークそのものは、非常に難しい。
だからこそ、「それはどうなるのか?」を身体で考える必要があるのだ。
キャリアというか、センスというか、その辺りがティルマンとの違いだろう。
多分、日本人はここのところは強制的に、あるいは意識的にその方向に持って行く必要があるのだろう。