どうにかしろ!
久しぶりの熊野だ。例によって水が止まって……細くチョロチョロと出ていた。
きっと雨でパイプに泥が詰まっているのだろう。
これは明日にしよう。
でも、明日の夜から大雨らしい。
山はこれだ。
パイプの点検に出た時、数年ぶりにタヌキと対面。
昔はタヌキは良く出くわしたものだが、いつの間にか見なくなった。
何かしらの影響だろうが。
玄関の前の床下に潜り込もうとしていたが、残念ながら体が大きくて潜り込めず、私と目を合わせてじっとしていた。
道場の周りの土を見ると掘り返されているので、猪は変わりなくミミズを探しているようだ。
熊野に帰る前、難波で昼食をとった。
久しぶりに「何、この店」という店に大阪で入ってしまった。
大阪では、知らない店でもまず間違いはない。
それは最低ラインが、他の街や市よりも高いからだ。
しかし、そうとは言えなくなっているのではないか、と今日思った。
こじゃれた風な飲食店が増えているが、そこに落とし穴は沢山ありそうだ。
今日入った店も、カウンターのこじゃれた店だ。
店はオープンして間もない感じだ。
店で働く人も、全くの素人ばかりでまとめ的な人を見かけなかった。
お昼前だったので、そう忙しくもないのだが、バタバタとせわしく動く店の人を見て、研修の足りなさや、ホールマネージャ的な人がいないことに目が付いた。
何よりも、ご飯のよそい方が果てしなくひどかった。
外国の中華料理店でご飯をよそったような感じだ。
バタバタしている人は、きっと「仕事をしている」と思っているだろう。
しかし、それは仕事ではない。
自分のやることの、たった一つの事だけに視線が向いてしまっているからだ。
当然、その動線の中にある仕事の何かに目が行くはずもない。
徹底的に悪いのは、「それは誰に話しているんや」だ。
小さな声で独り言。
そこからどうにかしろ!だ。
もちろん、そんな光景を目の前で見ながらの食事が美味しい筈はない。
大阪もやばくなっているのだろう。
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