沖縄、ミラクル
昨日、沖縄ワークショップは終わった。
「お疲れさまでした!」で、着替えようとした時、沖縄のみんなから誕生日のお祝いを頂いた。
「何?固い、四角?うん?」袋から出してみると、何と名嘉睦念さんの版画だった。
裏には、睦念さんからのメッセージが入っていた。
「うお~~、ありがとう!!」とお礼を言っているとき、三線の時期人間国宝と名高い喜瀬先生が、お弟子さんを連れて入場。
「ええ~~、先生ご無沙汰しています。お元気そうで何よりです」
古希祝の色紙を持ち、お弟子さんと祝いの歌を披露して頂いた。
最後は、全員で歌い踊り、沖縄の祝いを十分に堪能させて貰った。
喜瀬先生から、私との出会いの話を紹介された。
10年ほど前、喜瀬先生の海外ツアーの最中、パリで出会った。その時、半年に及ぶツアーの疲れで腰からわき腹に痛みが走っていた。
そこで、横になってもらい少し身体を触らせて貰った。
翌日痛みは完全に取れていて、残りのツアーを無事にこなしたというお話だった。
「私には、時々困った事があった時、月光仮面が現れて助けてくれるのです。フランスでは、日野先生が月光仮面でした」と場を沸かせて頂いた。
それから打ち上げ会場へ。
「お疲れでした」と乾杯し、しばらくすると主催の一人玄さんが立ち上がり、「スペシャルゲストです」と紹介すると、何と名嘉睦念さんが打ち上げに来てくれたのだ。
「日野さんは、元気にしてるのかな、と思っていた時、玄さんから電話をもらったんだよ」と、大きな目玉を、一層大きくし嬉しそうに話してくれた。
短時間だったが旧交を温められた。
「今年の夏には、飲みにいこうよ、連れ回すから」と約束をしてお別れした。
短時間だが、相当深い話が出来た。
一つ言えることは、睦念さんとは何も話さなくても十分だということだ。
それをお互いに了解していたのが嬉しかった。
「出会い」は色々なことを教えてくれる。
東京とは違った最高に贅沢な祝いだった。