人生のラスト・スパートを

一寸陽が陰った夕方、1時間ほど歩いた。
それは妻が「歩くのが遅くなったね」といったからだ。
確かに30歳代の時と比べたら遅くなっている。
妻は付いてこれない位の早足だった。
それは武道の練習も兼ねて歩いていたからだ。
もちろん、今でも歩く時は練習を兼ねている。
その練習をする内容が変化しているから遅くもなる。
しかし、それにかまけているとも言える。
汗をびっしょりかいて1時間。
早足で歩くのは気持ちが良い。
適度にふくらはぎが張るからだ。
早足で歩きながら「ラスト・スパートやな」と唐突に思った。
人生のラスト・スパートだ。
この言葉は勝手に自分に響いた。
早足効果だ。
今、自分で作ったウエブページの整理をしている。
ページを初めて作ったのは、ネットスケープというブラウザがあり、そこにウエブページを作る付録があった。
それを使って、文字だけのページを起ち上げたのだ。
当時は、武道のページは私のページと新体道、他1つか2つ程度だった。
20年も前だろうか。
それから時間を見つけては、コツコツと修正しての今日だ。
ドリームウィーバーが出た時から、それを使っている。
とは言っても、全て直感でやっている。
横着な私はマニュアルを見ないのだ。
だから、何とはなくやれてはいるが、さっぱり分からないのも確かだ。
この「ラスト・スパート」という時期を駆け抜けようとしている時に、この作業はまるっきりの無駄だ。
ウエブページの構築を理解しているのなら、さっさとやれるが、今になって検索しながらやっても時間がかかるだけだ。
これをやるだけで、どれだけパソコンの前に座ってなければいけないか。
「やってられない」だ。
それにブログの方がカウンターが回っているから、ブログだけで良いか、という感じがしないでもない。
1時間ほど歩いている時、暑くて汗がどんどん出る。
7月15日、梅雨が上がったのかどうかは知らないが、確かに夏という季節だ。
だから、暑くて汗が流れ出る。
しかし、不思議な事に気持ちが夏にはなっていない。
身体が暑いだけだ。
生まれて初めて東京で夏を過ごしているが、これは最悪だ。
夏という気持ちが湧いて来ないのだから。
ここ10年位は、バレンシア、福岡、沖縄の3箇所で7月を満喫していた。
東京には夏は無いのか?

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