最後の1日

今日で、大阪ワークショップは終了だ。
今回は、スタジオのご厚意により、快適な場所を確保できて本当に良かった。
この場所なら40人でも大丈夫だろう。
それは仕方がないことだが、人数が少ない分折角のスタジオを活用しきれなかったのが残念だ。
しかし、こちらとしての手応えが大いにあったのは嬉しい限りだ。
スタジオを紹介してくれた飯作さんの生徒さん2人が、場を盛り上げてくれたのも良かった。
思春期真っただ中の二人が真剣に向かい合う姿、そこに生まれている「関係」は、周りにいる人を巻き込み、思わず拍手が沸いていた。
これを大人がするのは、相当難しい。
色々な雑念や対人関係のクセが、完全に自分を支配しているからだ。
だからこその、ワークだ。
そんな中で、おっさん二人が体現したのは価値がある。
こうすればこうなる、は事人間関係においては有り得ない。
しかし、こうすればこうなるのだ。
但し、初めての人がやっても無理だ。その人の持つ問題の大きさと、ワークの無意識的な積み重ね。そして、組む相手、という条件が整って初めてそれが目の前に現れるものだ。
最後の1日。
昨日から10年ぶりに高知から受講しに来てくれた人もいる。
皆覚えていてくれているんだ嬉しくなる。
そして、色々なセミナーを回ってみて、その違いに気付き「やっぱりこれだろう」と顔を出してくれる。
それぞれがそれぞれに適したセミナーがあるだろうから、それはそれで素晴らしいことだ。
その意味で、私のワークに適した人は、戻ってくるのだろう。
しかし、10年経って戻って来てくれたのには感激だ。
10年ということは、年齢が10歳増えたということだ。
やはり、それくらいの年月を重ねる、あるいは、色々経験している人にしか適さないのだろうか。
先日、関係のワークを体現したおっさん二人は、昨日も挑戦した。
しかし、思うようにはいかない。
何故か。「やれたからやれる筈だ」という意識が無意識的に働いたのかもしれない。
そうなると、これはただの「ワーク」に成り下がる。
つまり、「出来た出来ない」と同じ回路に彷徨っているということだ。
もちろん、何度も挑戦しそこにある「何か」を獲得しなければ、本当の意味でのステップアップにはならない。
どこまで行ってもそのままの自分がそこにある事になるのだ。
今日は、最後の挑戦をさせてみる。
東京ワーク・ショップは6月2.3.4.5日です
http://hinobudo.wixsite.com/workshop/

Follow me!