今日は楽日!!
2日目の公演は気が緩みだるくなる、それが定説だ。
それを演者に質問してみた。
「どうして、そんな状態になるのか」
全員もっともな答えをくれた。
「しかし、それは間違っているよ、それは単なる正論だ。本当は、『2日目は落ちる、と知っているから』それが原因だ」
だから、そんなことは忘れて、「今日の自分自身に挑戦して欲しい、今日の公演に挑戦して欲しい」と括った。
結果、ある意味で、全く異なった作品に仕上がっていたのには驚いた。
昨日を知る教授は、「落ちた」と感想を言っていた。
一体、昨日と今日の「何と何を」比べていっているのだろう。
全く違うもの、違う公演のような感じすら受けたのだ。
今日は楽日。
泣いても笑っても今日の一発で終わる。
きっとみんな気合が入っているから、舞台は爆発するだろう。
今日は、今からワークショップだ。
武田さんの通う芸術大学へ向かう。
約50名を超えるダンサーやパフォーマーが受講する。
公演でアフタートークの進行を務めてくれている教授は、午後からの受講だ。
昨日公演前にカフェで談笑したおりに「私のワークは難しいです、まず『感じる』という事が根幹にあるのですが、大方は『感じていると思う』になってしまう。その意味で意識改革のワークです」とワークを紹介した。
これは言葉だが、実際に行うとどれだけ混乱するかを知らない。
そういえば、昨日のアフタートークで「演者の台詞が聞き取りやすいのは、日野さんのメソッドだからでしょうか」と来た。
「いいえ、それは演者が役柄を自覚しているのと、音響の子が上手だからでしょう」
と答えた。
そんな短期で成果が出るワークなど無い。
もしあるのなら、それはその場しのぎのもので、自分自身の成長や向上とは関係のないものだ。
大阪ワーク・ショップは5月5.6.7.8日、東京ワーク・ショップは6月2.3.4.5日です
http://hinobudo.wixsite.com/workshop/