10時間も寝てしまった。これから本番
ゲネを終え、一つの作品は本番で完成するだろうという目途が立った。
キャストのみんなが色々あるが頑張ったからだ。
本当はマイクを付けたくなかったが、音声の若い子が色々言うので、付けさせてみた。
やはり、マイクを通すと声が平板になる。
同じスピーカーから声が出るからだ。
一気にテレビから流れ出る音になってしまった。
しかし、良い事とすればエフェクトをかけられるので、加工が可能だ。
いっそのこと魔女の声にエコーをかけてみた。
これがクライマックスで思わぬ効果を出してきた。
高原さんの動きと同調してきたのだ。
これが良かった。
思えば、ジャズの時代から何十回何百回と本番を体験してきているし、作品も発表してきているが、今回ほどの難産は初めてだ。
照明などテクニカルなこと、キャストとの内容の確認や段取りの確認。通訳が間に入るからということもあるが、文化の違いが相互理解を妨げる。
「日本の感性」という、遺伝子に刷り込まれた感性は、明らかな違いを今回の作品作りを通して、改めて気づかしてくれた。
ここを突っ張ると、絶対に相互理解は生まれないことを。
衣装はギリギリ間に合って、本番には行ける。
今日も少し通してみることにする。
しかし、昨日は作品の仕上がりにホッとしたのか、疲れがどっとでた。
何と10時間も寝てしまったのだ。
これは、海外でワークショップをやるようになり初めての事だ。
本当に疲れたのだろう。
夕方「太鼓衆一気」のコンサートがあり、その後直ぐに本番だ。
気合を入れて初日の幕を開けよう。
大阪でのワークショップが迫っています。
宣伝不足で、まだまだ余裕があります。
ゴールデンウイークの最後はワークショップで身体を整えませんか。
大阪ワーク・ショップは5月5.6.7.8日、東京ワーク・ショップは6月2.3.4.5日です
http://hinobudo.wixsite.com/workshop/