身体はまだバキバキ

バゼルとジュネーブのワーク・ショップがまだ祟っている。
身体がバキバキなのだ。
ダンサー達を相手にすると、ダンサーよりも身体が使えていることを見せる為に、何時も以上に限界を越えようと動かすからだ。
例えば、胴体のねじれでも、ダンサーが驚くほどねじ切る。
そうすると、そのリバウンドで、返りの動きに力も速さも出る。
つまり、まずねじ切り、その反動を使っているの自分で戻していないからだ。
そういったことの連続が「身体が動く・身体を使う」ということだと説明しているからでもある。
ストレッチも極限まで伸ばす。
そうすると、その反動の縮みが動きを生み出すのだ。
殆どのダンサーは、身体を動かしているから、こういった様々な角度で創り出す極限を知らない。
もちろん、私のやり方は初体験だから、目を白黒させて取り組む。
「それで出来ているけど、目的はそれではなく、そうなった身体を感じることやで。で、感じているの?」となると、また目を白黒させる。
ダンサー達は出来なくても、やっている私の身体を見て驚く。
だから、手を抜く事はできない。
それがまた、私の身体感覚を精密にしていくという効果があるのだ。
その意味で、優秀なダンサーが混じっているのは有り難いのだ。
今回は、マーツや悠ちゃんが主催してくれたこともあり、私の身体も磨かれた。
マーツが2005年に日本のワーク・ショップに来た時、朝10時から夜8時くらいまでのワークが、ほんとに楽しかったと何時も言う。
朝から晩までワークをすると、朝の身体と夜の身体が変わっていること、そして感覚も完全に変わっている自分を発見し、それがたまらなく嬉しかったそうだ。
そんなワークをやりたいが、ヨーロッパでは無理なようだ。
だから、日本で行う私のワーク・ショップに来たいのだ。
5月は大阪で2回目のワーク・ショップがある。
多分、この季節のワーク・ショップは初めてだ。
動きやすい季節、そして立派な会場。
どんなワーク・ショップになるのか、今から楽しみにしている。
大阪ワーク・ショップは5月5.6.7.8日です
http://hinobudo.wixsite.com/workshop/workshop

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