方言は人間味が溢れてくる
さて、明日から福岡だ。
福岡という街へは、20数年前は年に何度か仕事で来ていた。
丁度山笠の時期だ。
早朝、櫛田神社に出かけ追い回しを見たものだ。
こういった、年に一度の催しがあるのは良いなぁと思う。
その催しを中心に物事を考えられるからだ。
大阪の岸和田にはだんじり祭りがある。
どちらも、郷土を離れて仕事をしている人も必ず帰郷する。
それこそがアイデンティティーだ。
沖縄や福岡での楽しみの一つは、そこの方言というか訛を聞けることだ。
方言や訛は人間味がそのまま届いてくる。
それが、人との距離感を縮めてくれるのだ。
もちろん、沖縄の人の本当の方言は、さっぱり分からない。
それは、東北であれ九州であれ日本全国同じだ。
私が大阪弁というか、河内弁というか、それらが入り交じった言葉で話すと、どこへ行っても「???」になる。
それも関係を作る一つの材料だ。
人間味という点で、方言を大事にして欲しいと何時も思う。
方言ということで、傑作な話がある。
中学生の頃、東京の中学生と喧嘩をした事がある。
その時、東京の中学生が「何言ってんだてめぇ」と啖呵を切ってきた。
こちらは思わず思考停止になり、間を開けて大笑いをしてしまった。
「こいつ、何いってんだ、やてぇ」と笑い転げたのだ。
東京の中学生は、それこそその反応が分からなくて、目が点になっていた。
それで喧嘩は治まってしまった事があった。
福岡のワーク・ショップもおよそ10年になる。
沖縄のように、毎回受講してくれる人は少ないが、それでもダンサー達数人いる。
思い出したように数年ぶりで受講してくれる人もいる。
初めて受講してくれる人も沢山いる。
となると、また一からの説明だ。
これがまた、私にとっての勉強になる。
「同じことを言いたくない」という性分があるから、何かと工夫をしようと思うからだ。
どういう訳か、ここ福岡も集まりが悪いそうだ。
ということは、逆にみっちりワークに取り組めるということでもある。
もちろん、飛び込みも大丈夫です。
17.18.19日、時間の都合がつけば足を運んで下さい。
拙著「考えるな、体にきけ」の実際版ですから。
2月17日からは福岡でのワーク・ショップです。
http://rbchinoriron.web.fc2.com/workshop.html