個人格差!良いフレーズだ

「明けましておめでとうございます」新年の挨拶だ。
もちろん、日本という国の習慣だ。
玉置山の参道を行く中で、多くの人と挨拶を交わした。
中にはお屠蘇に酔っぱらっていて、訳の分からない人もいた。
まるで石のように固まっている人もいた。
目を合わさないようにする人は沢山いた。
そんなことはお構いなしに、徹底的に「明けましておめでとうございます」と、ハッキリと大きな声で挨拶をした。
どんな人でも、挨拶を受け取り、そして返してくれる。
若い人も年配の人も、誰もが挨拶は出来るのだ。
たとえ小さな声であっても、思わず反応する。
その反応こそが気持ちよさへの扉だ。
真逆の事もあった。本殿の前で、お参りをしている人の後ろで待っていた。
すると、年配の夫婦が私たちの横を、まるで私達が見えていないようにすり抜けた。
先にお参りをしている人が終わった時、当たり前のようにその夫婦は本殿の前で柏手を打った。
普段なら怒鳴ったところだが、正月だからと抑えた。
こんな日本人もいるのだと、悲しくなる方が先だったからだ。
お金持ちだろうと思われる身なり。
それに反して、心の中は相当な貧しいのだろう。
それこそ個人格差だ。
うん、我ながら良いフレーズだ。
個人の中のバランスの悪さを「個人格差」と命名しよう。
この格差も、経済同様、今後も果てしなく広がるのだろう。

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