大阪Workshop終了!
「何で?どうして指示通りにしないの?指示通りにすれば出来るのに、それでは、みすみす出来ないようにしているだけやで」
大阪Workshopでの話だ。
これは、今回の大阪Workshopに限った事ではない。
どこででも見かける光景だ。
もちろん、教室でも同じだ。
「やって見せて」「説明して」といわば両輪で、やるべきことを提示している。
にもかかわらず、その通りにしない。
もしかしたら「やらない」のではなく「出来ない」のかもしれない。
もしもそうだとするならば、その人達は注意力が足りないのと、自分が何をしているのかを分かっていないということだ。
注意力が足りない、というのは、会話でも他人の話を注意深く聞いていないということだ。
日常会話だと、大方が相互に共通認識があるから、注意深くならなくても良い。
その場合、誰とでも相互認識がある、という先入観が出来上がっているので、誰に対しても、どんな場面や状況でも、会話が注意深く無いのだ。
また、見る場合も同じで、それは観察力不足ということだ。
観察力不足というのは、これもある種の共通認識的先入観だ。
「大体」分かれば出来る、という日常生活との混同だ。
今回のWorkshopには、ゴルフのコーチも受講してくれていた。
その人は、コーチという職業柄色々な指示を注意深く聞いていた。
もちろん、コーチだからではない。
「一つ残らずものにしてやろう」という意志がそうさせているのだ。
つまり、私の発信を間違わずに受信しよう、という関係性がそこに生まれていたということだ。
そのコーチが休憩のとき、「どうして皆、食いついていかないのですか」と質問。
「いや、分かれへん、何時もこんなんやで、学校で勉強しているのと同じやと思っているんと違うかな」
「もったいないですね、折角先生が全部見せてくれているのに」
そうなのだが、仕方がないとしか言いようが無い。
私は保護者でも何でも無いのだから。
「関係性」そのものを伝えようとしているWorkshopなのだが、受講する人がそのコーチほど受信しようとアンテナの精度を上げてこない。
その意味で言えば、大方の人は受信機を閉ざしているのだ。
受信機を閉ざしているのに、受信できると思っているのだ。
そんな器用な事が出来るのか?
大阪Workshopは昨日終わった。
人数が少ない割に、打ち上げは盛況だった。
2次会を終えたのは深夜2時。
結局、「沖縄Workshopにおいで」という話が一番盛り上がった。
「私行きます!」
と数人が手を挙げていた。
出版記念トークライブショー11月12日(土)午後2時~4時
http://2016hino.jimdo.com/
東京ワークショップ 11月21日‐24日
http://hinobudo.wixsite.com/workshop