体にきけ!どうすれば?
久しぶりの東京教室だった。
久しぶりもいいものだ。
「感じる」を「どういう具合に」が分り易く覚えるには、が何時もの稽古課題だ。
柔らかく、という抽象的なことではなく、明確に力の方向を知る、に焦点を当てて稽古した。
その間の身体的なテーマは、肘と膝、そして力が衝突しない方向だ。
いわば約束組手からの、セミ自由組み手という感じだ。
その間に予期せぬ動きや、予期せぬ身体の形になる。
そこで迷わない訓練でもある。
これを別の側面から見ると、受けの稽古でもある。
相手の力を受けると、受けた身体のどこに一番ダメージがあるのか、力が加わるのかを知る受けである。
逃げないが負ける、相手のいいなりになる。
そんな条件を加えて行く。
そうすると、自然に身体は動き出す。
刺激を受け動き出すのだ。
その動きをコントロールすると、力の衝突が起こる。
この稽古を以前は棒を使った。
もちろん、棒の方が良いが、その場合は、攻めるのが難しいのだ。
棒で攻撃する側が動いて、受けの側が動かないという状態になる事が多かった。
そこを改良したのが、今日の稽古だ。
「体にきけ」その実勢稽古版だ。
体に聞けるようになるには、身体が相手からの情報汲み取れなければいけない。
その身体を作る稽古だ。
大阪ワークショップは9月22,23,24,25日です。
https://www.hino-budo.com/workshop-schedule1.html