今から最後の稽古だ
今からバレンシア最後の稽古だ。
今回のワークショップで初めて出会った人同士は、メールの交換や次のワークショップでの再会を約束していた。
不思議な事に、私のワークショップはそういった効果を直ぐに発揮する。
それには、主催者も驚いている。
このところパリからずっと受講してくれている人に、クラウンを職業としている空手家がいる。
イタリアで学び、フランスで仕事をしている。
彼が相当笑わせてくれる。
いわば、場のペースメーカーだ。
彼が明るく笑いを作ってくれる事も、場の雰囲気が良い原因でもある。
こういった人がいるといないとでは、全く場が変わる。
さすがに職業としてのクラウンだけあって、素人のような芸人ではない。
私は彼の言葉は分からないが、完全に巻き込まれてしまう。
彼が私のワークショップは、仕事に本当に役に立つ、次は自分たちの仲間の為にワークショップを開いて欲しいと頼まれている。
朝の稽古は、殆どの人がモバイルを持ち、動画として記憶する事に余念が無かった。
準備運動から、肘の使い方の練習。稽古そのものは頭を悩ませているが、それをみんな楽しんでくれている。