今日は、みんなで食事会
バレンシアでのアパートは、海岸の近くにある。
相当長い海岸線一帯が海水浴場だ。
昨年は、少し風が強かったので肌寒く感じ泳ぎにいかなかった。
今年も昨年同様の風の強さだが、声楽のユキミさんと一回くらい海に行こうということになり、朝の稽古を終え砂浜へ。
約2時間ほど日陰でゆったりしたが、それでも足は真っ赤になってしまった。
ヒリヒリした足を引き摺りながらの稽古は疲れた。
ここ数日は100㎏のディビット相手に力比べをやっている。
柔道と柔術の先生で、勘が飛び切り良い。
多分、海外武道系の人達の中では、唯一だろう。
だから、組んで稽古をしても無茶苦茶にならないところが良い。
とにかく、ここしばらくは縦系の連動を駆使した稽古ばかりをしている。
ディビットは脂肪もあるので、ピタッとくっついてくる。組み技系特有のものだ。
しかも体重もあるので、その圧迫感たるや凄い。
だから、私自身の稽古になる。
オランダから参加していた青年が明日帰国する。
明日で稽古が終わりなので、今日は全員でタパスの美味しい店で食事会だ。
みんなとは9月までの別れだ。
その間にどれだけ稽古を積んでいるのか。
そんな楽しみもありながらの別れは楽しくて良い。
しかし、とは言ってもほぼ毎日みんなと食事に行っているのだから、改めての食事会も無い。
海外で体格差や体重差、もちろん、身体能力も様々な人達と身体で接するのは、何よりの勉強だ。
縦系の連動、胸骨操作、肘のコントロール、各部のストレッチ、体重移動、そして、一番重要な「感じる」これらの要素の精度が、誰にでも通用する身体の動きを作り出す。
そんなことを再確認できるからだ。