明鏡塾だった

今日は「明鏡塾」3期生5回目だった。
人に「触れる」という広大なテーマに挑んでいる。
その事が、どんな効果をもたらすのか。
それは思いもかけない効果だ。
つまり、治療として凄く手応えがあった、というようなものではなく、何だか分からないが患者さんに笑顔が出た。
あるいは、手や足が軽く動くようになったという様な事だ。
しかし、何よりも患者さんから無条件で信頼されるようになっている事が一番大きい。
つまり「治療」を主眼に置くのではなく、「人」そして「関係性」に主眼をおくワークショップなのだ。
医師は患者を見ずにデーターを見る、と言われて久しいが、そこを患者を見る、患者と向き合うということに価値をおいているということだ。
治し屋ではなく、だ。「
触れる」ということで起こる様々な現象。
その中には、無論患者さんが持つ違和感も含まれる。
受講生同士は顔見知りだし、同じ志を持つ仲間だ。
だから、当然そこに対立はない。
しかし、それであっても違和感は発生するのだ。
その事を重々知り、そこを乗り越えるというワークだ。
今回の最後に、どの地点から治療は始まるのか、というワークをした。
「今日はどうしましたか」が入り口ではないということの現象を見せた。
それらを見ることで、受講生の意識が変わる。
それがまた結果を生む。
「触れる」そして「意識」という働きは計り知れないのだ。
明日はバレンシアに発つ。
到着は現地時間深夜12:00頃だ。
今回はフランクフルトを経由していく。
EUカップでドイツが負け、決勝に進めない。
それが私たちにはラッキーだった。
もし決勝に進出ならば、空港はごった返している筈だからだ。
バレンシアはカラッとして涼しいそうだ。
しかし、そういえば、毎年涼しくなっているような気もする。
バレンシアの稽古は、朝と夜の2回で昼間はそれこそシエスタだ。
暑くて稽古どころではないという設定なのだ。
気分を変えて出発だ。

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