オキシトシンが出る

今日は「明鏡塾」の打合せだった。
先日「幸せホルモン」「抱擁ホルモン」とも呼ばれる「オキシトシン」のことを特集していた。
私が「触れる」ということで、人体へ及ぼす影響について気付いたのは、もう30数年前になる。
もちろん、武道だから相手を掴むし投げる。
その時に、どうして私が投げれば抵抗なく行えるのか、ということが不思議だった。
弟子たちがやり合うと、必ず衝突が起こり力比べ、我慢比べになるのだ。
もちろん、それは普通の姿だ。
しかし、私が投げると相手の力が緩むような感じがしていた。
そういった現象から「触れる」ということの大事さを頭に留めるようになったのだ。
もちろん、その時は「オキシトシン」なるものなど、一切世間の目には触れていない。
その「オキシトシン」が流出すると、リウマチで全身に痛みを感じていた老婦人の痛みが軽減されたという映像だった。
私としては、それは当たり前だろう、なのだが、世間的には新しい視点のようだった。
ここでは、マッサージの女性が丁寧に老婦人をマッサージしていた。
その姿を見ていて、これは痛みが取れるだろうと容易に想像がついた。
マッサージの女性は、丁寧に丁寧にマッサージをしていたからだ。
この「丁寧に」が、一つのキーワードになる。
「明鏡塾」では、この触れるから入るが、目標はもっと深い触れるだ。
つまり、技術としての触れるではなく、人に触れる事の出来る人間形成だ。
触れるは、ここで紹介しているように「オキシトシン」を流出させるだろうが、逆に違和感も感じさせる両刃の剣だ。
だから、技術としてではなく、人としてなのだ。
9日はその「明鏡塾」3期生の5回目。
8月21日は体験セミナーがある。
技術と人とでは、どう違うのか。そんな事を体験して欲しい。

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