さようならパリ、次はバレンシアで

凱旋門の辺りで車を降りた。
メトロに乗る為に少し歩いているといきなりのアラレ。
寒い寒いと思ってはいたが、まさかアラレがが降って来るとは。
3日間のパリワークショップは終わった。
最後はリクエストで縦系の連動だった。
実際問題、これがどうして力の源になるのかは分からない。
自分としてはこうだろう、というのはあるが、実際のところは分からない。
ただ、その指示でやり熟練してくると、何人かは力を出せるようになっている。
その意味では正しいのだろう。
身体に関することは、殆どそんなものだ。
いくら分析しようが、何かしらの機械でデーターをとろうが、そこには意識という代物は反映しないのだから、全く分からないのと同じだ。
190㎝を超える新しい人が二人いた。
そこで、その人たちに相手をしてもらった。
体格がでかい分だけ力も強い。
その人を転がすと、大笑いをしていた。
そうだろう、30㎝は身長の低い、そして年齢も倍ほどの者に転がされるとは思ってもみなかっただろうから。
また、120㎏を超える体格の人も二人いたので、二人同時に転がしてみた。
受講者達は改めて身体の不思議に驚いていた。
ある流派は先生と生徒数人が受講してくれていた。
皆、身体の不思議、つまり、自分自身の可能性を求めて集ってくれているのだ。
フランスは今、バカンスの真っ只中だそうだ。
学校が4週間あると2週間は休みだそうで、その2週間の休みの最中なのだという。
どうしてそれだけゆとりがあるのか、私にとっては、身体以上に不思議だ。

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