今からボルドーへ

あっという間に2日間のAlbiは終わった。
お昼に出発し次のボルドーに車で移動だ。
約3時間のドライブだそうだ。
昨日も基本の為の稽古だが、やはり、それ自体を「技」だと解釈する人が沢山いる。
それはいたしかたのないことなのだが。
「身体」あるいは、「自分の武道に対する考え方」に焦点を当てる考え方など、武道の一般には存在しないからだ。
それが外国ということとなれば、余程の人でないと、そこには届かない。
その意味では仕方がないから、楽しい動き、謎の動きを見せて「楽しいが出来ない」で終わる。
また、どこにでも力自慢の人がいる。
そういった人の多くはタンクトップを着ている。
自分の筋肉を見せたいからだ。相手の人は、その人に掴まれると身動きでなくて、相当困っている。
稽古としては良いのだが、いかんせん初めて取り組むことで、最初から最大の力を出されたら、出来ることも出来なくなる。
そういう「稽古の仕方」自身を分かろうともしない人も沢山いる。
私は、その人に腕を取らせ、私の力ではビクともしないことを改めて皆に知らせた。
そして、指示通り動くと、その力自慢の人は、壁まで吹っ飛んでいった。
それに一番驚いたのは当人だ。
「筋力はいらないよ、あったとしてもあなたよりも筋力の強い人には負けるでしょう」というと、しばらくしてから頭を抱え込んでいた。
何時も書いているように、勝手な事をして勝手に教える人もいる。
「こうして伝統は壊れていくのだな」と、いつもそういった人達を見ながら自分の世界に入る。
こういった短期のワークショップの場合、そういった人は放っておく。
また、きっとそういう人は、ある一定の割合としているのだろうと思う。
日本でも教室でもワークショップでも見かけるからだ。
それは、「言われたことをする」からは、遠くかけ離れたことだ。
言われたことをしないのだから。
しかし、言われたことをしないのは、言われていることを理解できないのだから仕方がない。
言われていることを理解できないというのは、言われている「表面の言葉」しか理解できないし、理解しないからだ。
そして、その稽古の時間だけしか見えないからだ。
それこそ「今だけ」を生きている人だ。
しかし、その人はそれでも人生は楽しく歩けるから、その人はそれで良いのだと思う。
ただ、そういった人と組んだ人には迷惑だ。
だが、その組んだ人が見抜けていれば実害はない。
それも人生だ。稽古は、昨日の続きの肘の使い方から始め、体重移動。
そしてねじれへと進めた。
結局全員?????で無事終了。
後、1時間でボルドーへ。

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