画期的なセミナーだった

昨日は朝から「SayOss東北大震災チャリティイベント」で、沖縄拳法の山城先生、伝説の武術家倉本先生、そして私の3人でのセミナーだった。
山城先生は、沖縄拳法を紹介。
私は「先の々」、倉本先生は「力」ということについて。
とそれぞれの切り口で、武道や武術を紹介した。
私自身、他の先生方のセミナーを拝見するというのは、もしかしたら初めてだ。
もちろん、雑誌の取材で色々な先生方の稽古を見学させて貰った事はある。
しかし、自分の稽古とオープンのセミナーは全く別物だ。
その意味でも、このワークショップは別物だし大変興味深いものになった。
一番手の山城先生のセミナーの時、倉本先生と見学。
二人で「バッティングしないようにしたいね」とヒソヒソ話。
それぞれの持ち味が出るには、という配慮を考える。
山城先生のお弟子さんである、UFCのファイター菊野選手も受講していて紹介された。
TVでしか拝見したことが無いので、実際の体格を知らなかったが、想像よりも小柄なので驚いた。
それを菊野選手に言うと「みんなに言われます」とのことだった。
リングでの菊野選手の意識や闘争心、集中力が大きく見せているのだ。
私のセミナーは何時もどおりなので、爆笑の中で始まり終わった。
途中、菊野選手にも相手をして貰った。
素直な身体感覚、素直な感性はさすがだな、と思った。
倉本先生は、話術が見事に決まり、迫力のあるお顔との落差で、受講生は笑って良いのかどうかに、当初は戸惑っていたが、やはり爆笑の内に終わられた。
傑作だったのは「私の体格では説得力がありません、日野先生のような体格なら良かったのですが」が大受けだった。
打ち上げもそれぞれの先生方の周りに人垣が出来、終始和やかな雰囲気だった。
山城先生のお弟子さん達、主催者である土佐先生のお弟子さん達、また、他流派の先生や生徒さん達が入り混じって、日頃の稽古とは違う視点を知り汗を流す。
空手界にとって、画期的なセミナーだったのではないかと思う。
このイベントを発案した土佐先生の一つの思惑、ジャンルや流派を超えての武道・武術交流は大成功だった。

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