一つの形が生まれる為には
先日のAmsterdamでのAmyとのワークショップや、オープンのワークショップは動きや意識、その前にある意思というような立体的な観点から、そうとう勉強になった。
その意味でClassicBalletという形式は、優れた教材だと感じた。
誰の目にも、見て分かるという実際があるからだ。
一つの形は、どう生まれるのか。
そこには色々な要素がある。
一つは、Balletという形式の持つルール、一つは、身体としてどう出来上がるかという、身体の仕組み、一つは、それに取り組む人の精神性、一つは、その姿勢が持つ雰囲気を直接伝えられる感性、一つは、美意識だ。
これらが組み合わさって、一つの姿勢や動きになるのだ。
そんな説明をすると、受講者の目は点になっていたが。
こういったことを、ワークショップを通して明確に理解できたのだ。
この構造は、Balletに限らず、武道にも身体を使うどんな分野にも当てはまることだ。
その意味でも、今回は相当な収穫があったということだ。
この構造のどれが欠けても完全ではない。
つまり、構造を構築していくことを稽古と呼び、その精度を増すことを成長と呼ぶのだ。
このことが分かっただけでも、私自身が迷子にならなくてすむ。