私を生きるだけ

68歳の誕生日は、アムステルダムになった。
フェイスブックでは、沢山の人からお祝いのメールが届く。
その数が年々増えているのは、嬉しく有り難いことだ。
「みなさん、お祝いのメッセージをありがとうございます」
「ええ、もうそんな歳ですか」と役者で、今回も通訳をかって出てくれた武田さん。
「そんな歳やで」と笑いながらも、ふと70歳が目の前にあることが見えた。
もちろん、70才だろうが90才だろうが、私の知ったことではない。
ただ、毎日を、私を、生きているだけだからだ。
その意味で将来の展望など持っていない。
武田さんをトラムの駅まで送り、アムステルダムの夜道を歩く。
東京の夜道、大阪の夜道、熊野の夜道。
夜道は全部違うが、私は変わらない。
つまり、誰しも自分を中心に地球が回っているのだ。
もちろん、地球は自転しながら公転している。と学校で習い、その証明まで習ったと思う。
しかし、そんなことは私を生きる上で、全く意味をなさない。
自分にとって不必要な知識であり情報なのだ。
そんな取捨選択に拍車をかけなければいけない年齢だ。
どうだっていいこと、どうでも良くない事。
自分の人生の等身大とは何か。
そんなことをじっくりと行動する年にしたい。

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