5時間ぶっ通しはないで

時差ボケが一挙に現れた。
午前2時、3時、5時と目が覚める。
何時もなら起きてしまうのだが、少し風邪気味なのでとにかく目を閉じることにした。
ビタミンC は相当効く感じがする。
ボリボリかじっていると、いつの間にか楽な感じになる。
午後からは、打って変わって40名以上、もしかしたら50名ほどかもしれない。
しかし、超ハードな時間組が、全員を完全にバテさせた。
何と3時から8時まで、短い休憩をいれてぶっ通しだ。
私自身も相当疲れた。
「これはない」主催者に「アホか」と申し入れた。
ただの運動を5時間するのなら、単純な疲れですむが、頭を徹底的に使うワークは、全く違う疲れが出る。
午後のワークには、常連の先生方や、2,3度見かけた人達が、多く混じっていた。
もちろん、初めての人も沢山いた。
空手、合気道、コンバット、総合、そして、地元マルセイユバレエ団の若いダンサー達。
受講者の希望で、打撃を中心に行った。
今日も、その続きだ。
おまけは、ブラジリアン柔術の先生が、寝技でどう使うのか、という質問があったので、それも今日やることにした。
終わってからの食事は、「おかあさん」日本人がやるレストランだ。
毎年、お世話になっている。
今日は、手巻き寿司から豚シャブ、そして締めは蕎麦。
何でもこの豚シャブは鹿児島スタイルらしい。
出汁の中に、大量のネギをいれる。
その状態での豚をシャブシャブ、そして、ネギをからめて出汁で食べる。
あっさりとして風邪気味の私には、ピッタリの味だった。
通訳をしてくれているユキミさんのご主人も食事に付き合ってくれた。
海洋生物を撮るフランスの映画監督だ。
何度も大きな賞をとっている。
サメやジンベエザメとの遭遇の話。
ウツボの話。
海の中での在り方の話。
武道との深い共通点があるので、興味深くワクワクした。
まぎれもなく達人だ。
私が疲れた顔をしていたのか、監督が車で送るよ、と言ってくれたので初めて途中退席した。
しかし、5時間ぶっ通し、という稽古は、うちの夏の合宿くらいのものだ。
フランスの人達は、初体験にもかかわらず最後まで集中力が途切れずにやってくれたのには驚くほかはない。

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