海外でのワークショップの目的は

マルセイユに着いたのは、夜8時30分頃だ。
パリまでの便は、テロの影響で少しゆとりがあったが、ローカル便は満員だった。
2時間足らずの飛行機では、日本との時差の関係で熟睡した。
だから、あっという間にマルセイユという感じだった。
バッグを受け取りに降りていくと、ファリドとヨシコちゃんが迎えに来てくれていた。
顔を見てホッと一安心。
ヨシコちゃんが付いていてくれたから、時間に間違いはない。
ファリドのラテン時間ではなく、日本時間になっているからだ。
そのまま車でホテルにチェックイン。
何と何と、喫煙ルームだった。
これは有り難い。
一々寒い外に出なくてもすむからだ。
近くのレストランでビールを一杯。
街はガランとしていた。
そこに、パリからルノさんが到着した。
いきなり武道の話になる。
感覚の話、自我の話。稽古の話。
ここを話し出すと止まらない。
ファリドもルノさんも、どんどん自分に気付くようになっている。
人は成長する、それを見られることは、何にも代えがたい喜びだ。
こんな仲間がどんどん増える事、それが海外でのワークショップの目的だ。
良い仲間が出来ると、必ず成長出来るからだ。
日本の武道。
そして昔日の達人。
その人たちの本質を知って欲しいのだ。
神技は、運動技術では辿り着けないということを、皆で共有して欲しいのだ。
途中で、お店の人が帰る電車が無くなるので帰って欲しいとのこと。
まだ12時にもなっていないのに、そんなん有り?という感じで表に出た。
風呂に入り、寝たのは12時頃か。
目が覚めたのは5時。
5時間も寝たのだから優秀だ。
今日は一日オフなので、プロバンスへ連れて行って貰う予定だ。
その後、マルセイユ・バレエ団のリハーサルを見学。
夜は声楽のユキミさんも交えての食事だ。

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