何かできるではなく、相手がどう変化したかだ。

今日は「明鏡塾」だった。
前回から1ヶ月の空白の間、何を訓練しどんなことに気付いたか、そして、その気付いたことに対してどう取り組むか。
毎回、稽古前に行う報告だ。
それぞれに全く異なるテーマを持ち、異なる変化なり成果なりは、それぞれの人のヒントになる。
また、それは自分を奮起させる材料でも有る。
「一体、自分は何が出来るようになったのだろうか」
「自分では変化の実感はないが」そういった声も聞こえる。
何が出来るように、ではなく、出来ることは何一つ変わらない。
しかし、患者さんの反応が変わっていくのだ。
つまり、「何が出来るように」という視点は、「自分」のことしか頭に無いということだ。
しかし、大事なのは「相手」つまり、患者さんだ。
その反応が良い具合に変化している、ということが大事なのだ。
もちろん、それは自分自身の変化の実感は無い、とも同じだ。
患者さんとの会話の時間が増えたと報告してくれた人もいる。
これが最重要事項だ。
その会話が、患者さんをリラックスさせるからだ。
だから治療の成果は良くなるのだ。
後1回で2期生は終わる。
「関係性」の実際を体感し続けた6ヶ月。
もちろん、テーマは無限の広がりを持っている。
患者さん一人一人が異なるからだ。
それに対応出来なければプロではない。
その自分を作るには短すぎる時間であることは確かだ。
しかし、6ヶ月をヒントに、自分で道を切り開ける筈だ。
頑張れ2期生。

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