行動と反面教師
巣鴨はお年寄りの原宿と呼ばれている。
その月々で、縁日が沢山出る日もある。
しかし、その巣鴨の有名店で何かを買うのは至難の業だ。
その店の人がしっかりしていないと、まず買えない。
というのは、我先にとか、横入りとかが当たり前の状態だからだ。
列を乱さずに等とは程遠い。
中国人を馬鹿に出来ないとつくづく思う。
店の人がお客を見ていて、「はい次の人、あなたは違いますよ」と管理していなければ、商品に有りつけないのだから。
お年寄りだと思って、というより、私も高齢者ドライバーの仲間入りをしているのだが、私よりも年長だと思うから、邪険にも出来ないので黙っている。
それを良いことに、どんどん横から入ってくる。
何だか悲しくなる。
そこで怒鳴るとどうなるのかは目に見えている。
「おお怖!」となる。
おお怖ではなくて、ちゃんと並べよだ。
しかし、そんなことは今に始まったことではない。
愚息が2.3歳の頃、家が大阪だったので地下鉄を利用していた。
私が子供を抱いて降りようとドアの前にいる。
駅につくとそのドアの前に、特におばはんが立っている事が多い。
ドアが開き降りようとすると乗ってくる。
まるで前を見ていないように、突き進んでくるのだ。
当然、私もどかないからぶつかる。
私はそのまま、おばはんを外に押し出す。
「子供の前ではちゃんとしろ」と怒鳴ると、先程の「おお怖」だ。
おかげで、子供はそんな私の行動を見ているから、何も言わなくても順番を待つ人間に育った。
その意味では、そんなオバハン達に感謝だ。