うそ臭い声は
もう相当時間が経つが、ある有名な人がいた。
その本を読んで「武禅」と同じような事をしている人だと思った。
やっていることが本当なら、その方の方が経験があるから色々と検証したいと思った。
機会があり、お会いしにいったが、緩んだ顔、ボケた声をしているので、本に書かれていることが「ほんとうかな」と疑問が湧いた。
その人は月に2回程度ワークショップを開いていたので、面識の無い妻を潜入させた。
結果を聞いて「なんじゃそれ」だった。
もちろん、その人のレベルでは本に書かれてある事は本当なのだろう。
しかし、それはあくまでもその人レベルということであって、こちらの言う本当なのではない。
ワークではダメ出しは一つもなく、誰にも注意をしないという。
受講者は否定されないから安心して、それぞれ自分勝手になる。
そして、その否定されないから「その場は心地良い」となり、何時も満員のワークショップだそうだ。
ワークでダメ出しがない、注意を受けないというのは、基準が何も無いということだし、自分は完璧だという事でもある。
つまり、ワークをする必要の無いことをやり、わざわざやって褒めあっているという、非常に気持の悪い状態なのだ。
が、突っ込まれないと安心している人には心地よいのだ。
そんな集まりがあちこちにある。
嘘くさい声に緩んだ顔は、このパターンだ。