台風のどさくさの中武禅だ
明日は台風のどさくさでの「武禅」だ。
最悪なのは、肝心の特急が運行しないことだ。
御坊付近の土砂崩れがあり、それの復旧がしばらくかかるとのことだ。
19日まで特急は走らない。
であれば、快速や鈍行、それに代行バスを乗り継いで田辺まで来ることになった。
しかし、和歌山から南へ列車が走るかどうかは、明日朝決まる。
駅員が「大丈夫でしょう」と言ったそれに賭けることにした。
それにしても大幅に時間が遅れる。
結構な詰め込みになるだろう。
昨日は、その「武禅」の中身を精査していた。
どうアプローチするのが分かりやすいか。
そして、自分一人で取り組んで行けるか。
結局のところ、相手に向かう意志次第だ。
向かう意志が無いのに、あるいは、希薄なのにどんな手法を持ってきても、その手法は通じない。
逆に言えば、相手に向かう意志が強ければ強いほど、手法は必要ではないのだ。
どんな言葉の使い方?どんな身体への触れ方?そんなものは、必要ないのだ。
昔、笑顔が流行った事があった。
それは素晴らしい事だ。
本当に笑顔ならば。
しかし、口角を上げるだけの笑顔もどきは、気持ちが悪い以外の何物でもない。
結局は、どれもこれもそれと同じだ。
色々な手法が見えているとも知らず、得意気に覚えたマニュアルや形式に沿う。
気持ちが悪いのだ。
それは、電話でのセールスと同じだ。
どれもこれも気持ちが悪い。
それは大分前に書いた、百貨店の売り子さんの「いらっしゃませ~」と双璧を行くだろう。
どうして、そんな気持ちの悪い声や抑揚なのだろう、と考えてみた。
もちろん、それらは教えられたものだ。
しかし、それにしても気持ちが悪いのだが、当人たちは自信を持って叫んでいるようだ。
そこで気付いた。
売り子さん達は、芝居を楽しんでいるのだ。
自分以外の声、抑揚だから、恥ずかしげもなく出来るのだ。
コスプレと同じだ。
と考えてみるのも面白い。
それが頭を遊ばせるということで、柔らかい頭の源である。
さて「武禅」遅くなるが始まる。
ここは一発考えどころだ。