どの職場でもあること
ある老人ホームに働く男性看護師から相談の電話があった。
彼とはもう10年ほどの付き合いになるだろうか。
当初、病院勤務だったが、精神病院系に移りそうとう辛い目にあった。
辛い目というのは、「いじめ」だ。
もちろん、これは彼からの一方的な話なので、どの程度どうなのかは定かではない。
ただ言えることは「いじめに合うだろう」という推測は出来る。
言葉ありき、理屈有りきのタイプだからだ。
そこから、徹底的に彼にアドバイスを出し、婦長さんや周りの人達からかわいがって貰える程には成長している。
相談は、介護士の子供のやっかみのようなものだ。
そこから、彼にへの嫌がらせが続いているという。
詳しくは書けないが、馬鹿げた事がまかり通るのは、閉鎖された空間だからだ。
意識や志の低い人達が、勤続年数や資格と共に役職に付いたり、現場で力を持ったりする。
その事が、当たり前になってしまい、おかしい事をおかしいといえない空気を作ってしまうのだ。
彼に対して嫌がらせをしている介護士に、「お前は子供か」と言うようにアドバイスをした。
チームでお年寄りのケアをしなければならないし、それが仕事なのに、そのことを全く理解せず、自分のやり方が絶対正しいと信じて疑わない了見の狭い人は、特にこういった仕事には向いていない。
まだ救われるのは、院長は彼の行動を認めていることだ。