おもしろ動画から見えること
動画サイトで、面白動画というか失敗動画というか、笑える動画を見ていて気付いた事がある。
外国の人の笑える動画では、失敗しても「やった〜」というようなアクションがある事だ。
日本人のものを見たことが無いので何とも言えないが、このようなリアクションは外国の人達だけのことかもしれないとも思う。
それは、日本人は自分の失敗を皆で笑い飛ばす、という事が習慣化されていないからだ。
また、外国の人は「それを行動した」ということに意味があるというか、意味や価値を持っているから、「成功・失敗」を気にしていないということでもある。
だから「行動している」という事自体を楽しんでいるのだ。
日本人特有の「出来た」以外は失敗、あるいは、「成功」以外は間違いというような、子供じみた思考ではないのだ。
子供じみたというのは、現実認識が乏しいという意味だ。
行動には失敗は付きもの、むしろ成功の方が少ないという認識が乏しいということだ。
「とにかくやってみよう・やれるまでやってやろう」精神が無いのかもしれない。
そんな事が海外と日本のワークショップの雰囲気の違いとして現れているのだろうと思う。
もちろん、その精神を持っている人がいないのではない。
科学者や何かしらの開発者、もの作りに携わっている人達等は、そういったチャレンジ精神旺盛だ。
そういった人達は、きっと成功だの失敗だのという言葉を持っていないのではないかと思う。
そんな区切りの世界で、生きているのではないからだ。
もちろん、時間を切り取って見ると、失敗の時の方が多いだろうが、そんな事を一々気にしていては何も出来ない。
しかし、幾つ何十になっても、他人の目や幼い自意識に振り回されている人は、この限りではない。