時差ボケ無し

帰りの飛行機では爆睡したのが良かったのか、時差ボケ感が余り無い。
パリでは今秋から来年夏までの予定が決まっていた。
少なくとも4回は何時ものワークショップがある。
今秋はそれ以外にクラシックバレエのメソッドについてのワークや、ダンスカンパニーのワークが入っている。
これらは日本で10年前から指導していたのだが、ダンサーや先生方の意識の殆どは「外国=素晴らしい」に向いているので、受け入れられなかったものだ。
しかし、外国では逆にその需要が切実なものとして捉える人が増えており、今回のワークへと繋がったのだ。
もちろんそれは、フォーサイスカンパニーへの指導が大きな要因だ。
しかし、私としては理解できる人に理解してもらう、それだけだし、その方が精神衛生上余程快適だ。
その意味でボーダーレスだ。
それはダンスに限らず武道も同じだ。
理解し一生取り組めば面白くなるかもしれない、つまり、自分の成長があるかも知れない、と思える人が取り組んでくれれば良いだけだ。
先日も書いたクリスチャンは「自分の一生では時間が足らない短すぎる」と真剣に語っていた。
そういった感性はどこからくるのだろうと、そういった言葉と出会う度に考えてしまう。
武道というものをそう捉えてくれるだけで、私の意図は伝わったも同然だ。
そして、そんな人達と稽古が出来るということが、人との出会いという偶然がもたらしてくれる贈り物だと感じる。
そう考えると、もっともっと海外に出向き、色々な人と出会うことで増えるかもしれないとも思う。
人生の後半を、そちらに目を向けるのもいいかもしれない。

Follow me!