至福の時間が過ぎた

春の「武禅」第93回が終わった。
何時も何かしら予期せぬ事が起こる。
その意味でも今回の「武禅」は過去93回中最高のものだった。
何時もいうように、メンバーが一人変わると、全く雰囲気も進行時間も変わる。
毎回、同じ行なのだがその出来栄えや、それぞれの気付きの深度が変わる。
それぞれのワークでクリア出来ない人がいると、根気よく出来るまで諦めない。
そして、出来た時にねぎらいと健闘を称える拍手が誰とはなく起こる。
本当の意味で「武禅の仲間たち」が出来上がっていたのだ。
今回は、何よりも最年長72歳の女性が、こころを開かない一人に涙を流しながら本気で、それをこじ開けようとしてくれた。
これこそ「正面向い合い」である。
外科医や臨床心理士、また理学療法士など治療かもいつになく多く受講していたが、この72歳の女性の正面向い合う姿勢に感動し涙していた。
ワークとしての「正面向かい合い」ではなく、その中の実際として、実践としての「正面向い合い」の姿は、受講者全員にとって最良の教科書だった。
そういった事も含め、ピリッと締まった、しかし、大爆笑が起こる理想的な行会だった。
つくづく「武禅」を続けていて良かったと感じた行会だった。

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