ライブ終了、ありがとうございました。

追悼ライブを終えた。
田中さんの奥さんで歌手のロコさんも、田中さんが入院してからずっと身の回りの世話をしておられたKさんも、「田中さんがここにいたら、どれほど感動したことか」と喜んでもらった。
3回入れ替え制という、無茶苦茶なスケジュールにも関わらず、関東方面沖縄方面から150名を超す方達がライブを楽しんでくれた。
何しろ狭いBarに大量の人が出入りするから、その捌きが大変だ。
おまけにエレベーターは一つしか無い。
東京と大阪の生徒達が、手分けして上手に捌いてくれたので、混乱もなく滞り無く進行できた。
肝心のライブは「太鼓衆一気」の圧倒的な和太鼓のアンサンブルが、客の息の根を止めた。
特に3回めは、十分に身体がこなれている分、強烈な音の洪水になっていた。
私と愚息とのバトルは、中々好評だった。
別段何を決めるでもなく、「とりあえずやろう」が良かったのだろう。
ドラムの音と和太鼓の音が交差し、全く異なった世界を作り出していた。
客は余韻を楽しみたいだろうが、「ハイ、入れ替えですので、すみやかにお願いします」で、大笑いしながらみんなしたがってくれた。
3回目が終わった後は、深夜2時過ぎまで打ち上げが続いた。
「ずっとドラムを練習していたのですか」と聞かれた。
「いや、12月に入りこのライブの企画が出来てから、1,2時間手を動かしていただけやで」
というと、どうして出来るのか、という事で盛り上がった。
ライブの企画が生まれた時、間髪を入れずすでにどんな演奏をするのか、演奏しているイメージが頭にあった。
だから、演奏が出来ているのだ。
つまり、完成予想図があり、それにそっているだけである。
この時に、「練習していないから」とか「手が動かないかも」というような事が頭をかすめたとしたら、その場合意識は演奏や音楽ではなく、技術の方に向いているので、そこからいくら練習しても、当日には間に合わないのだ。

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