遊び心が自分を育てる

自分は一体何者か?
もちろん、哲学的な意味では無い。
もっともっと日常的な意味でである。
これは職業に就いている自分に対しての質問だ。
あるいは、何かに取り組んでいる自分に対しての質問である。
どんな事でも、それに就いているというのは、その道のプロだということを認識する、そういう為の質問だ。
そんな事を繰り返すうちに、私はプロフェッショナルという言葉が好きになってしまった。
もちろん、どんな仕事にしてもプロフェッショナルになるには、相当の時間を費やすし、単に時間の問題ではなく様々な失敗の上に身に付いてくるものである。
しかし、自分をプロだと認識する事でしか、そこに辿りつく事は出来ない。
何も出来ない最初から、もしもプロなら、と考える事で、また想像する事で、やるべき事が山ほど増える。
誰かから言われる事が増えるのではなく、自分がやらなければならない事が増えていくのだ。
それは、その道のプロを観察するようになるからである。
しかし、そこを硬く考えては駄目だ。
それこそ「ごっこ」から始めるのが一番だ。
「その気になる」というやつだ。
そんな「遊び心」というこころの余裕が、色々な事を成遂げる自分を作り出すのであって、決して硬い頑ななこころからは生まれないし育たないのだ。

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