1年が始まった
正月は残念ながら寝正月だった。
今日は朝から新幹線に乗り、熊野の道場に帰った。
案の定、屋根には雪が残り正月からの雪の多さを物語っていた。
しかし寒い。
薪ストーブに火を入れ、ガンガンに焚いてやっと人心地である。
明日は、二階の屋根のやりかけの修理に時間を割く。
やらなければ終わらない。
やれば終わる。
これが武道や音楽の練習とは違うところだ。
「これくらい・この程度」という事が無い事が面白い。
あくまでも自分次第なのだ。
それは、自分が自分をどうしたいのか?というのも同じである。
これで良い、と思うならそれで良いのだ。
ただ「自分をどうしたい」と考える事は出来るが、実際では無い。
何か、例えば仕事、例えば作業、例えば何かの学び、というような、何かを通してしか、自分を見る事は出来ない。
仕事をしている自分は、どんな取り組み方をしているのか、どんな躊躇の仕方をするのか、どんな諦め方をしているのか、どんな失敗が多いのか、そういった事を通して自分を知る事が出来るのだ。
だから、どういう手を打つか、ということも出来る。
私の場合は、これは行わない。
ただひたすら、仕事なり作業なりを進める。
その仕事や作業が出来て行く事が、そういったことを克服した事に結果としてなるからだ。
そんな事で、また1年が始まる。