何やかんや

軒先の修理には時間がかかる。
足場が悪いからだ。
一階の屋根の勾配が強いから、立っているだけで危険なのだ。
しかも、砂で滑ると来ている。安全ベルトを付けると作業が遅くなるし、無かったら危ない。
そんな状況だから、手間取って仕方がないのだ。
東京では木枯らし1号が吹いたという。
山ではまだなのだが、もはや冬の気配だ。
水は痛くなって来ている。
ほんとにコタツが必要だ。
ストーブの用意もしなければ。
今、ざっとワークショップの年表のようなものを書き出しているが、ここ約10年くらいはかなりの移動距離だ。
よく動いていると思う。
しかし、そうはいっていられない。
私の理論を役に立ててくれている人がいるから、もっともっと動くようにしてやろうと思う。
それこそ、働き蜂の如くにだ。
しかし、残念なのは役に立ててくれている人達、必要としてくれている人達は、外国だというところだ。
まあ、仕方が無いか。
日本人は飢えていないから仕方がない。
そう言えば、先日の講演会でそんな質問もあった。
「外国と日本とは、受講する人はどう違いますか」というものだ。
「外国の方が熱いね、一つ投げかけると、それぞれに工夫をする、それを見ているだけで嬉しくなるし、勉強にもなります」
という違いだ。
決定的な違いは、自分で楽しみ方を知っているか知らないかだろうと思う。
言葉を置き換えれば、真剣か真剣ではないか、だろうし、生きているのか生かされているのかの違いにもなるだろう。
明日も良い天気なら、木も乾燥して作業日和だ。

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