講演会ありがとうございました
日曜日は、秋晴れの良い天気だったから、車は多かった。
特に単車は、次から次へと前から後ろから駆け抜けていく。
単車を持たない私は「きっと、いい気持ちだろうな」と羨むだけだ。
丁度1時間前に会場に着いた。
車を駐車場に入れ一服。
この日の大阪は、あちこちで色々な催しがあった。
それを知り、参加者は少ないのでは、と思った。
案の定、ドタキャンが何と10数名も出たそうだ。
まあ、それは仕方が無い。
こういった会は水物で、前回満員だったから今回も、という訳にはいかない。
「思うようにならない、それが人生」だ。
講演のように長丁場を、言葉だけで埋め尽くす、ということをすると、自分はどういった方向はすっと話せるが、この方向は難しい、ということが分かってくる。
今回は、武道から見た人生だった。
これは意外と難しいものだった。
人生から武道を見るのであれば、スイスイと何も心配しなくてもすむ。
おかしな話だ。
しかし、実はおかしな話でも何でもない。
武道を言語化するのが難しいからだし、身体感覚のこと、技というこれまた動きや感覚を伴ったことという構造が、武道だからだ。
まずは、明確に武道という実際を言語化しなければならない。
そんな事を考えさせてくれる講演会になった。
人は、何をしても学ぶことはあるものだ。
講演は、私自身が失速したりするから、きっと聞いてくれている人達も、リズムに乗れなくて困っただろうと思う。
だから、きっと相当疲れたに違いない。
質問コーナーを設け、色々質問を受けたが、意に反して全く違う角度から言葉が飛んでくるので、それはそれで私自身の気分転換になり有難かった。
終了後、一席設けて頂き、そこで改めて色々な質問が来ていた。
人それぞれ、色々な聞き方があるものだとつくづく思う。
つまり、こちらの思うようには、他人は思っていない、ということだ。
そんな中で、一般的な言葉に直し話をする、ということが、私にとってかけがえのない勉強の場だ。
聞きに来ていただいたみなさん、ほんとに有難う御座いました。
今回のこのテーマは、後日もっと練りあげて、面白いものにしてみようと思います。