世界が違いすぎる

●秋の「武禅」11月1,2,3日受付終了しました。
深夜、東京のホテルで寝つけなくてテレビのスイッチを入れた。
「sing~」何とかという番組で、若い人達が歌手になるべく歌を競っていた。
敗者復活戦で6,7人がアカペラで歌うのだ。
見ていて感じたのは、全員違う歌手の違う歌を歌っているのだが、同じ歌、あるいは、同じ作曲家による楽曲ではないかだ。
そして、共通しているのは、全員きっとカラオケで「上手だよ」と言われている人達だということ、そして肝心の事は、目の前に審査員が5,6名いたが、誰もその人達に歌っていなかったこと。
まだある、全員目を閉じて歌い苦しげだ。
苦しかったら止めればいいのに、と思わせる苦しげで気持ち悪い。
きっと、自分だけの世界に入り込んでいるのだろう。
しかし、それもお芝居だから、余計に気持ちが悪い。
総合して言うと、全員が「歌を歌っている」のは確かだが、誰かに対して歌っているのではないこと。
自分だけが歌を楽しんでおり、誰かを楽しませようとはしていないこと。
だから、不思議に思ったのだ。
どうして、人の前で歌う、人に対して歌うことを選んでいるのか?訳が分からない。
もっと、驚いたのは、敗者復活戦を勝ち抜いた一人に対して、歌いだしの間合いが良かった、独特の空気感があった、と選んだ理由の言葉だ。
「一体何の話なのだろう」と思わずにはいられなかったが、選ばれた人のビデオが再生されたことで、一体何の話だろう、は確信に変わった。
私はこの人達とは、生きている世界が違うのだ、と。
独特の空気感も間合いも無く、自分勝手に歌いだしを待っているだけだ。
そんなことは一目見れば分かる。
「なに、ぐずぐずしてるんや、人が聞くのだから、待っている身にもなれ、さっさと歌え」と私なら怒鳴るところだ。
●昨年に続き、二度目になる大阪での講演会です。
「人生を生き抜く智慧・達人の真髄はコロンブスの卵だ」
笑いますよ!

10月26日
http://ilt.jp/extra01/entry.html

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