ロシア料理に舌鼓
昨日午後4時過ぎ、岩岡君や主催者の人が迎えに来てくれ食事へ。
何でもフィンランドで最高級のロシア料理のレストランへ連れていってくれた。
レストランは、全部個室だから驚く。
にもかかわらず、サービスが行き届いていた。
さすが良い店というだけある。
チキンカツに似た料理だが、カレーパンのように丸い。
ジャガイモやニンニクの炒めたものが添えられ、日本人向けの薄味が美味しかった。
ついでに、ロシアのニコライというビールも飲んでみた。
可もなく不可も無くだ。
食事を終え、武田さんの出る舞台を観賞。
ポーランドからわざわざ大道具のデザイナーを呼んだだけあり、統一感が素晴らしかった。
やはりここフィンランドでも、笑いが入るのが受けているらしく、随所に笑いが起こっていた。
しかし、全編フィンランド語なので、何を喋っているのか想像すら出来なかった。
吉本新喜劇の真面目版なのか?
どんな演出なのか?
そんな事に意識が向き、眠れなかった。
武田さんは、やはりフィンランドの役者達とは一線を画していた。
集中力が半端では無かった。
が、もっともっと強い力が必要だ。
意識が散漫な中で際立とうとすると、圧倒的な集中力が必要だ。
終演後、武田さん曰く客の反応が違ったそうだ。
何時もは、もっと笑いが起こるのだが、今回はそれが少なかったそうだ。
私が武田さんに指導した演出は、いかにして観客の目を引き付けるかだ。
それが、ある種の空気感を作り出す。
それが伝播し客席にも緊張感が漂うのだ。
それが功を奏したということだ。
そんな話題で盛り上がっていたら、演出家のニーナさんが出てきたので挨拶をした。
2年前、役者達の為にワークショップを開いた時、受講してくれていたので彼女も私を覚えていた。
パーティに誘われ、シャンペンで乾杯。暗く静かにパーティは進行していった。
私と岩岡君は、目配せし会場を後にした。
ということで、後数十分で迎えが来る。
やっとワークショップだ。
宣伝が行き渡っていないので、受講者の数が心配なのだが、主催者は意外とのんびりしている。パリからも来てくれていたら嬉しいのだが。