感じるというのは、思う事でもイメージすることでもない

東京ワークショップ
9月12.13.14.15.16日

https://www.hino-budo.com/2014TokyoWS.htm
夕方羽田に着いた。
機内では時差ぼけにならないように、余り寝ていない。
東京の気温が、パリやブリュッセルと変わらないのが嬉しいような、「何や一緒か」だ。
道場へ帰っても、直ぐにワークショップに出て来なければならないので東京に滞在だ。
ブリュッセルに妊娠中の女性が参加していた。
毎回来てくれている人だ。
稽古の途中で、寝転んだり壁にもたれたりしていた。
気になったので「腰が痛いのか」と聞くとそうだという。
折角ワークショップに来てくれているのに、稽古が出来ないのは可哀そうだ。
痛いところを探り出して上げた。
「どう、少し動いてごらん」というと、恐る恐る動かした。
思わず私の顔を見つめてフリーズ。
驚いた表情の後笑顔があった。
「感じる」ということの一つの応用だ。
感じるというのは、イメージでも思い込むことでも、考える事でもない。
具体的な実際なのだ。
そんな話は、ヨーロッパでは毎回する。
もちろん、リラックスも同じだ。皆のリラックスは頭の中だけで、身体はリラックスしていない。
頭の中の稽古をしているのではなく、身体で本当に出来なければ何も出来ないのと同じだよ、と毎回話す。
まず、それが出来てから、それを元にイメージを作り出し、考えるのだ。
みんなは順番が逆だ。
イメージしたり考えたり、判断したりしてからしか行動にならない。
だから、一歩進むことに時間がかかってしまうのだ。
まず行動、体感、体験、それから、それらを元に考えたりイメージを作ったりするのが順序だ。
ワークショップでは、ここを徹底的に稽古する。
仙台にある病院の医師に頼まれて、研修医達の研修を2年に渡って行った。
その主催者の医師がワークショップの推薦文をフェイスブックに書いてくれていた。
「以前、当院の若手向けに日野先生のWSを開催した。
主催者としてやっていたため、参加する人達に何かしらを掴んでもらいたいと思い画策した。
でも、ずっと「お前偉そうなこと言ってるけど、実際どうなのよ?」と自分の中で囁いてくる自分がいた。
今の自分はどこにいて、どこに向かっているか。
来年から色々と環境が変わる予定。
良い機会なので、今の自分自身を見つめ直すため参加しようと思ってます。
医療関係者の方で、興味がある方は是非参加して見てください。
自分の体を通して自分との向き合い方、そして他人との関わり方について四苦八苦しながら学んで行きましょう。
体は自分が思っている以上に敏感で、色々なものに影響されてます。
体は、どのようなことに影響され、その結果、どうなってしまうのか。
そして、その変化を元に、我々医療者は、患者さんの状態をより良くするためにどうすべきかを考えて見るのはいかがでしょうか。
たまには視点を切り替えて、物事を見てみませんか?
絶対損はないと思いますよ!」
岡山ワークショップ
9月21.22.23日

http://workshop.digiweb.jp/
昨年に続き、二度目になる大阪での講演会です。
「人生を生き抜く智慧・達人の真髄はコロンブスの卵だ」
笑いますよ!

昨年は、直ぐに定員になってしまいました。お早めに申し込んで下さい。
10月26日

http://ilt.jp/extra01/entry.html

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