圧倒的な強さの秘訣は肘だ

東京ワークショップ
9月12.13.14.15.16日

https://www.hino-budo.com/2014TokyoWS.htm
wowowでボクシングを観た。
目下世界ミドル級連続10度KO防衛しているゴロフキン。
とにかく強い。
何が?無駄な動きが無い、パンチに威力がある。
スピードがある。
ディフェンスが良い。
何よりも、相手を倒すという意思の強さ。
だから、変則的なボクシングはしないのだ。
正統派といえば、余りにも正統派だ。
ゴロフキンの試合を見るのは2度めだ(もちろんTV)。
前回驚いたのは先ほど書いたような事だ。
特にパンチは肘をきちんと使っている。
だからパンチに威力があるのだ。
肘を使っているようで、腕の力でやっている選手が殆どの中で、きちんと肘が使えている。
腕の力でやっているというのは、肩に力みがあるということだ。
それに目を見張ったのだ。
「やっぱり肘だ」
というのは、腕、特にパンチは肘が重要だと、30年言い続けているからだ。
肘をコントロールする事ができると、手から力が発揮されるのだ。
試合解説者は、試合が長引くだろうと予想した。
というのは、挑戦者が前チャンピオンで、動きまわるスピードが卓越しているからだ。
それに対してゴロフキンは、歩いて相手を追い詰める。
つまり、フットワークは一切していないのだ。
そんなところから、挑戦者のスピードにゴロフキンが付いてこれないと判断したのだろう。
「何いうてんねん」相手がいくら動こうが、相手を見据え歩いていき、相手の正面を取る方が早いに決っている。
そして追い詰める。
案の定追い詰めて3回TKOでゴロフキンが勝った。
挑戦者ダニエル・ギールがパンチ貰ってダウンをし、自ら諦めたのだ。
ゴロフキン強い!11連続KO防衛!
前回見た時に、ゴロフキンは既成のトレーニングの概念外の事をやっていると思った。
トレーナーは何を考えて、このスタイルを生み出した、あるいはゴロフキンの長所を伸ばしたのか。
そんなことを想像すると楽しくて仕方がない。
ワクワクだ。
肘を制すれば手から力が出る。
もっと言えば、肘の力みが無くなれば手から力だ遺憾なく発揮されるのだ。
腕をコントロールするには「肘」だ。
昨年に続き、二度目になる大阪での講演会です。
10月26日

http://ilt.jp/extra01/entry.html
岡山ワークショップ
9月21.22.23日

http://workshop.digiweb.jp/

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