繊細なからだを

東京ワークショップ
9月12.13.14.15.16日

https://www.hino-budo.com/2014TokyoWS.htm
ワークショップでは、そのワークショップで1年ぶりに顔を会わす人が多くいる。
教室に時々顔を出してくれる人もいる。
教室に通ってくれている人もいる。
そんな見慣れた人でも、ワークショップで会うと違って見える。
それは「場」が違うからだ。
場の持つ雰囲気が違って見せるし、実際違っているのだ。
「人はすぐにバランスを取るという働きがある」という実験を、ワークショップでは行う。
身体が人の立つ位置によって変化するという実験だ。
もちろん、その事は自分自身の意識には上がっては来ないし自覚もない。
身体が感じているだけだ。
身体は高性能のレーダーなのだ。
そんな微妙で繊細な身体を、粗雑な意識が身体を粗雑にする。
そんなことを知ってほしいから、そんな手品のような実験をする。
その時は「ワ~」となるが、もちろん「ワ~」となって終わりというものではない。
この場合の粗雑な意識というのは、身体に対しての働きのことだ。
その意識が終わらせているのだ。
身体の微妙なバランス感覚を「感じ」、そこから意識を作り直すことが目的なのだが。
1年ぶりに顔を合わせた時、なにかしらその人なりの成長を見るのが楽しみだ。
そうなると、もう一歩先へ進むアドバイスをしたくなる。
それはワークの取り組み方を厳しくする、ということだ。
今回の東京のワークショップでは、どんな成長と出会えるのかが楽しみだ。
思えば、8回目8年になるのだから、結婚して子供が出来、ダンスをやめた人もいるだろう。
就職した人もいるだろう。
子供が大きくなった人も、別れた人も、色々な人生があり、それらが全て自分の糧になっていくのだ。
シワに刻み込まれる様々な感情が、より強く美しさせる。
35年前に「人は年齢と共に、鋭く美しくなる」というコピーを考えた事がある。
それは人生を糧にするからだ。
後数週間、「新木場」で会うのが楽しみだ。
岡山ワークショップ
9月21.22.23日

http://workshop.digiweb.jp/

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