押しつけは駄目
沖縄ワークショップ
7月25.26.27日
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朝ホテルをチェックアウトし、飛行機の時間迄少し間があったので、今回の主催者とお茶をした。
その席で主催者の一人が「大勢の人からの色々な質問に対して、的確な返答が出来るのはどうしてか」というような質問があった。
それは質問というか、その人をじっくりと聞いているからだ。
じっくり聞けば、すでにその人は答えを話している事が分かる。
分からない時は、質問の内容からこちらが質問する。
そうすると、相手の人の質問の全容が見えてくる。
こちらからの質問で、相手の質問を立体化するのだ。
そうすることで、相手の求める答えは何なのかを引き出すということだ。
私自身の稽古として、それらが有る。
即興の実践であり稽古でもあるのだ。
その意味でも、ワークショップは私にとっても、良い稽古場なのだ。
だから疲れると言えば疲れるのだ。
定番の「胸骨操作」にしても、毎回同じ事をしているのだが、私としては身体に対する新しいアプローチの仕方を探すのと、精密度を増すという作業をしているのだ。
だから、毎回毎回筋肉痛になる。
それはワークを受講してくれている人達よりも、きつい筋肉痛だと思う。
それは、一つの動きで、身体全体に繋がるように身体を操作しているからだ。
もちろん、それは皆からは見えないのだが。
今回の受講者の中に、腱鞘炎の人がいた。
腱鞘炎で指先まで痺れてしまっていた。
辛そうだったから身体を観察し、患部に触れずに様々なストレッチを試みた。
直後「痺れが無くなって、腕が楽になってきました」と嬉しい声を聞いた。
これもじっくり話を聞く、というのと同じだ。
自分の知識や考え方を当てはめるのではなく、相手の身体からの情報をキャッチする、ただそれだけのことだ。
その意味で、私は何もしていないのだ。
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