アクシデント、色々ありすぎるで

4月28.29.30.5月1日京都ワークショップ
詳しくは
https://www.hino-budo.com/2014KyotoWS.htm
ブリュッセルを仕切ってくれているステファンさんが、盲腸で入院していた。
何時も会うのが楽しみにしていたのだが、入院しているのだから仕方がない。
今日のブリュッセルは、そういうこともあり道場は心なしか、寂しい感じがした。
何時もの参加者の顔も少なかった。
その分みんな静かに稽古に集中していた。
こんな日もあって良いだろう。
ほんとに物音を出すのが悪いような静寂だ。
例によって初めての人が少なからずいたので、胸骨操作からだ。
振り出しにもどって「胸骨での腕回し」そこから肘のコントロール。
肘のバリエーションと続けた。
もちろん、これらは定番のものだ。初めての人には、どれもが難しい。
しかし、最近の傾向として、出来ないことを楽しんでいるようだ。
そして、その出来ないことに、興味が向いてくれている。
そうなって来ているのが嬉しい。
その意味でも、続けて来て良かったとつくづく思う。
もちろん、私の演武でレオさんが倒れると、「倒す」が入力され、倒そうとする人が続出するのは変わりない。
これは、きっと全世界共通の事なのだろう。
今日の朝は、アムステルダムから列車でブリュッセルに着いた。
しかし、傑作だったのは、ホテルの自動車でアムステルダムの駅に行く予定だったのだが、何を間違ったか遥か彼方のスキポール空港まで連れていかれた。
「何でわざわざスキポールやねん」と突っ込んだろか、という感じだった。
もう一つアクシデントがあった。
列車に乗り、ブリュッセルに着いた。
タクシー乗り場へ行き、タクシーを決めるとトランクを開け、運ちゃんがバッグ類を入れた。
私のリュックも邪魔なので、トランクに入れるつもりで一歩出た。
そこでレオさんとぶつかりそうになったので避けた。
昨夜は時間に遅れたらいけないと思い、3時間程しか寝ていない。
それもありバランスを崩したので、自動車の後部に手を着いた。
その瞬間に何も見ていない運転手が、トランクをいきなり閉めたのだ。
「あっ」と気付いたのは静香さん。
「大丈夫ですか」と言ってくれたが、残念ながら大丈夫では無かった。
手を引いたが、一瞬間に合わなかったのだ。
還暦のドラムソロコンサートの時、ミスタッチをし骨折した左手小指の先が挟まれたのだ。
左手全体に痛みが広がり、挟まった痕跡が傷となって残っていた。
能天気な運ちゃんの顔を見ると、怒鳴る元気も萎えた。
手全体に走る痛みは、実は脳の錯覚だ。
こんな時は、痛みの場所を探す。
騙されている脳に、本当はここだけだ、ということを知らせる為だ。
小指を心臓よりも高く上げたまま、身体の内側から痛みの場所を探す。
すると一点が浮き彫りになってくる。
そこが見つかった時、痛みは殆ど引いていた。
もちろん、挟まれた個所は痛い。
しびれや腫れの感覚はあるが、強烈な痛みはない。
ホテルにチェックインし、レオさんが氷を探してくれた。
「とにかく冷やせ」だ。
おかげで夕方からの稽古には何の支障もなかった。
今は傷も消え、腫れの感じだけしか残っていない。
ほんと色々ある。
ちなみに宿泊しているホテルは、先日ウクライナ情勢の事でアメリカのオバマ大統領が、900人のSPと貸し切ったところだ。

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